目から鱗!? マニホールドゲージのあれこれ!
●マニホールドゲージを使う前に気を付ける事とは?
エアコン整備には欠かせないマニホールドゲージには、あらかじめ、PAG用とPOE用と使用するコンプレッサーの 種別にあわせて別れているのが一般的なので、用途に合わせて購入する必要があります。
プロステップのボールバルブ式マニホールドゲージはドライ方式による気密試験をクリアしておりますので、本体に油分を含んでいないという利点があります。
したがって、初回の使用時においてはPAG/POEのどちらのエアコンでも『対応可能』という事になります。 PAG オイル用かPOE オイル用かを決めて頂き、ボディに付属の油種シールを張って利用することが出来ます。
(注意:一旦PAGで使用したマニホールドはPOE車には絶対使用しないでください。)
マニホールドゲージの基本的な使い方
◆ 真空引き作業
ガス充填を行う前に十分な真空引き作業を行う必要があります。
真空引きにかける時間は対象のエアコン回路の大きさ、気温、湿度などに応じて異なります。十分な真空乾燥時間をかける必要があります。
マニホールドゲージの基本的な使い方
◆ 冷媒充填作業
(充填量はサービスマニュアルに従ってください。)
マニホールドゲージの基本的な使い方
◆冷媒補充作業
注意 車両側のエアコンを動かしているときに高圧側バルブを開くと危険ですので、絶対に開かないでください。
Q3.カーエアコンの圧力はどうやって測るのか?
マニホールドの高圧、低圧側バルブを閉じることにより、 各圧力を量ることが出来ます。
基本測定条件は、
・ドア:全開
・内外気切替:内気循環
・エンジン回転数:1500~2000rpm
・ブロアスピード:HI
・温度コントロール:最強冷
・エアコン吸込み口温度:27.5℃~32.5℃
※一般的にはクラッチが繋がった時のピーク値を測定します。
《適正圧力の見方 HFC134aの場合の目安》
★ 高圧は外気温(コンデンサの周辺温度)の1/20 Mpa
★ 低圧は高圧圧力の約15% Mpa
例:外気温28℃の時
高圧は28℃×1/20 = 1.4Mpa
低圧は1.4Mpa×15% = 約0.21Mpa
※上記の数値はあくまでも目安であって、湿度や車種(メーカー)によって異なります。
外気温と圧力の関係(HFC134aの場合)
※上記はあくまでも目安です。詳しくは施工する車両のサービスマニュアルを参考にしてください。
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