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カーナビの達人 2008 SUMMER

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パナソニック CN-HW1000D
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パナソニック CN-HW1000D



パナソニック
CN-HW1000D


フルチェンジと呼ぶに
ふさわしい大変貌


高級カーナビの代表的存在、
ストラーダFクラスは、誕生から5年が経過した
今年、フルモデルチェンジを敢行。
“家とつながる”世界初のリンク機能を搭載、
ナビとAV機能も一新した。新Fクラスの実力は??。

リポート=脇森 宏
写真=河野隆行

354,900円(税込み)





パナソニック CN-HW1000Dの主な機能

ツートップメニュー
新簡単ツートップメニュー。ナビ、AV機能とともにレイアウト変更ができるようになった。

事故多発地点
事故多発地点に接近すると、画面右上と地図上にマークを表示。音声案内も行って注意を喚起する。

ホームリンク
ホームリンク機能のメニュー画面。トップメニューの「LINK」ボタンを押すと表示される。

ホームネットワークカメラ
ホームネットワークカメラは、画像表示のほか車内からカメラ操作も可能。

ディモーラ
車内からディーガによる番組録画ができるディモーラの予約画面。

ライフィニティ
ライフィニティが使える環境なら、家庭の照明やエアコン操作もできる。









全身オールニューの新世代Fクラス


 パナソニックの08年型のカーナビは、従来からのFrom Home to Carコンセプトをいっそう推し進めた製品。今回の新型Fクラスは“クルマと家がつながる”にコンセプトを拡大、ホームネットワークカメラによる家の中の画像確認、ディーガによる録画の遠距離操作、住居の設備を車内から操作できるライフィニティ連携など、パナソニックのグループ力を活かした機能を搭載している。ラインナップはインダッシュモニター採用の1DIN+1DINモデルであるCN-HX1000Dと、2DIN一体機のCN-HW1000Dの2機種。オンダッシュ型は設定されていない。

 AVおよびナビ機能は、ともに大幅に変更。実質的にはオールニューといってもいい変わりようだ。かねてより「ビエラ」譲りの高画質をアピールしてきたVGAモニターは、映像シーンの明暗を自動判別してコントラストを最適化する液晶AIと、外光の反射による見づらさを低減するダイナミックコントラスト制御を採用、新画質エンジンも搭載してさらなる高画質を追求している。4チューナー・4アンテナ方式の地デジチューナーも内蔵。より広範な指向特性を持つフロント4アンテナを新たに採用している。

 高音質化も新型Fクラスの見逃せないポイント。回路設計や使用パーツを大幅に見直したうえに、レコーディングエンジニアのプロ集団「ミキサーズラボ」がチューニングで協力。“音の匠”や、車内での会話の妨げにならない“いい音でスムーストーク”のモードも加え、ユーザーの幅広い要求に応えている。

 HDDを利用してCDのダイレクト録音ができる「HDD MUSIC機能」は、最大7倍速録音が可能なほか、録音された曲の中から特徴の似通った曲を自動的に選びDJ風に紹介しながら再生する「Music Stylist」というエンターテイメント機能も新採用。内蔵アンプは最大50W×4のほか、センタースピーカー用(35W)を加えた5chで、5.1chプロセッサーやSRSの音響効果機能も搭載。DVD再生はVRモードにも対応している。





大きく様変わりしたナビ機能


 ナビの表示や機能も大幅に様変わり。地図は道路の影表現を廃止して明瞭さを増すとともに、アンチエイリアス処理の採用で滑らかさが向上。操作ボタンの配色や形も変更された。地図色が選択できるマップセレクトは継続採用、ルートラインと自車マークの色と大きさが変えられる機能も備えている。3Dジャイロセンサーを活用し、GPS電波の届かない屋内立体駐車場での位置精度を高めるSALAS、高速道路と一般道が重なっている場合でも上下を識別する上下道路傾斜判定などの測位デバイスやロジックはもちろん盛り込まれている。

 ナビ機能の中で最も以前と変わった印象を受けるのがルート案内。交差点拡大図は、交差点に接近するにつれ3Dから2Dへと視点が変化するイラストに変更。画面の広い面積を使って連続的な案内を見せた従来型から一変して、静的なイメージの案内方法へと移行した。ルート案内時にはこのほか、3つ先までの分岐点の名称や進む方向、区間距離がわかるルートガイドや案内車線を連続的に並べて表示するレーンリスト、事故多発地点をはじめ各種の案内を目立ちやすい黄色の看板で注意を促す案内表示なども搭載。側道拡大図、難交差点拡大図、イラストによるハイウェイの入口、分岐などの各種案内も備えている。

 検索用データは、電話番号が全国約3950万件、住所が約3600万件とトップレベル。検索方法は、使用頻度の高いジャンルを抽出した「おすすめジャンル」検索を新設、ルートサイド、提携駐車場などの検索機能は継続採用されている。「おでかけストラーダ」を利用しての検索も注目される。

 ルート探索は、推薦と同義の「おまかせ」を含む最大5ルート同時探索が可能。渋滞データバンクを反映してのルート探索も積極的に行なう仕様で、渋滞エリアなどを回避したルートを引かせることができる迂回メモリーも装備。使いやすい入口/出口IC指定機能も備えている。


パナソニック CN-HW1000D 主な機能

WEB連携機能──
おでかけストラーダでできること


厳正厳格な実走行テスト



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