ダイニングとリアベッドの間にレイアウトされ、シャワールームにカセットトイレが組み込まれています。
洗面台は収納式で壁面下に温風吹き出し口がある |
写真で向って左側がトイレ |
THETFORD の Model: C-402C RH が装備されています。
カセット式の汚物タンク(waste tank)は固定式の汚物タンクに比べ容量は小さいですが旅先での処理が容易ですので使いやすいです。(日本の実情に適合)
ブラックタンク容量: 19.3L
水洗タンク容量: 15L
THETFORD C402C Cassette
【 本体(キャッシュ)
パーツ(キャッシュ) 】
取扱説明書
模式図
【改善要望】
水を扱う器具にはそれなりの配慮しながら施工してほしいものです。
・汚物タンクの下回りの防水処理(排水処理)がされておらず、水が漏れた場合、車内へ流れ込んでしまいます。
・汚物タンクの自動圧力解放ベント(Automatic pressure release vent)はホースで車外へ排気する仕様になっていいますが、
排気ホース貫通口がテープで塞がれているのみでホースが接続されていませんので臭気が車内へ拡散してしまします。
・汚物タンクを取り出すアクセスハッチ(Access hatch)の反対側が完全に密閉されていない。(防水・防臭処理も含めて)
スペースの割には狭く感じられます。特に、洗面台の使い勝手が良くありません。水栓(シャワーヘッド)の水切れが悪い、洗面台の奥行きが狭く顔がまともに洗えないのです。 また、個人的には水溜式の洗面台には抵抗があります。 老舗のコーチビルダーとしてもう少し念入りな設計をお願いしたいものです。
カセットトイレへの改善要望が現実のものになってしましました。
カセットのゴムシールが劣化して漏れた水が車内へ流れ込むようになり、サードシート下の床が湿気ていました。
そこでカセット下部の開口部をすべてコーキングで塞ぐものとしました。
水が漏れた場合には扉の下部から車外へ排出されます。
底面のフタを外した状態 |
奥はアルミアングルで防水 |
圧力解放ベント穴も密閉 |
底面のフタまわりをコーキング |
コーキング済み |
カセットを収納した状態 |
効果なし |
アメゴムのホース |
凹部にはめ込み |
※バンテックパーツセンターより引用 (【#144043】カセットトイレC200排水タンク用リップシール) |
洗浄ポンプのインペラーが軟化・固着して回転しなくなりました。
純正品は一万円超もします。
いろいろ探したところ
Amazonで代替品
を見つけたので交換しました。(¥1,460 税込)
【ポンプ購入(キャッシュ)】
ホース径もピッタリで配線を接続することで交換できました。
操作パネルを取り外した開口部から手を突っ込んでポンプを取り出すのに苦労します。
故障したポンプ |
交換用ポンプ |
交換後 |
タンクの内圧を外気と同じにする機構がうまく作動しなくなりました。これが作動しないと奥日光などのように標高の高いところに上がると外気に比べて内圧が高くなり、
用を足した後でダンプしようとしてもスライドバルブが動かなくなったり、動けば動いたで、タンクの中から空気が噴き出して汚物が飛散するまことに悲惨な結果にになります。(経験済み!涙)
均圧の機構はタンクを挿入した時にタンク下(固定側)にある突起でタンク側のレバー(タンクを下から上へ貫通しています)が上がり、写真の白いプラスチック左側を押し上げて
中央の支点を介して写真の白いプラスチック右側にある弁を押し下げることでタンクに穴を開けた状態にします。
弁は軽いプラスチックでレバーに引っかけて吊り下げられており弁の自重のみで開くような構造になっています。
機構がうまく作動しない原因は弁がタンク側に張り付いたままになってしまったためでした。
このため、弁がレバーの力で開くように弁とレバーの接続部をコーキングで固定してしまいました。
コーキングする際、将来の補修を考えて簡単にコーキングを除去できるように穴の中にビニールを詰め込み、上から軽くコーキングしました。
均圧の機構 |
奥日光に出掛けている時に便器からタンクに通じる弁が開きぱなしになり閉じることができなくなりました。
帰宅後調べたところ弁の操作レバーと弁とのリンク機構の折損あるいはパーツの脱落であることが判りました。
残念ながら、折損した破片あるいは脱落した部品は汚物と一緒に廃棄してしまい回収できませんでした。
修理不能と判断し交換することにしました。
ネットで検索したところイギリスのアマゾンでアマゾンが販売・出荷するものを見つけたので購入することにしました。
Thetford C400 Holding Tank Plate
Thetford C400 Holding Tank Plate |
Parts No. | 名称 | 価格 | 送料 | 合計 | 備考 |
32331 |
Thetford C400 Holding Tank Plate Right Handed |
£41.66 () | £13.48 () | £55.14 (\7,271) |
【今回購入】 英国 アマゾン 英国価格(£49.99) 税の関係で購入価格(£41.66) 右勝手(32331)と左勝手(32332)があるので要注意 |
PartNr 3233106 袋のラベル |
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開閉機構 |
旧と新 |
取り付け説明書 |
蓋の新と旧 |
新 |
旧 |
洗面台の水栓はシャワーヘッドと共用になっていました。
ところがこのシャワーヘッドは水切れが悪くとても使い物になるものではありません。
ジョイフル本田で長さの調整できる水栓を見つけましたのでシャワーヘッドの部分に取り付けて
使用しています。
収納式の洗面台ですので、洗面台を収納する際は蛇口を壁際に退避させなければなりません。
この時蛇口が下向きのままだと中に溜まった水が床に滴り落ちてしまいます。
ところが、この蛇口は先端を簡単に上向きにできるので水垂れがなく便利です。
洗面台のストッパーが効かなくなって洗面台が簡単に開いてしまい収納できなくなっていました。 今までマジックテープを間に挟みこんで調整していましたが、これもやがてゆるゆるになってしまったのです。 いろいろ思案しているうちに簡単な方法が見つかりました。 ストッパーのポッチンの間にワッシャを入れて飛び出し長さを長くしたのです。 結果は良好でできてしまえば何のことはない解決方法でした。今まで、何を悩んでいたのでしょうか!!
トイレドアハンドルのラッチ部品が脱落してドアが固定できなくなりました。
同じものに交換しても良いのですが材質がプラスチックであるためやがてまた壊れるのは必至との判断から
交換はあきらめました。
同じようなものに取り換えるにもこの手のドアノブは手に入りそうにありませんので少しダサイかもしれませんが磁石式のラッチと
室内からのカギ掛け用に昔ながらのラッチを取り付けることにしました。
磁石式のラッチは固定力が弱いため上下に取り付けています。
トイレドアの外側には更衣用のカーテンを取り付けているのですがスペースが狭くトイレドアドアに巻き込んでしまいます。
対策としてカーテン用の壁掛けやフックを取り付けてみたものの扱いづずらかったりカーテンの膨らみを抑えることができなかったりしていました。
今回、100均で入手したテーブルクロス固定用のクリップを加工して取り付けてみました。(白いプラスチック)
これでしっかり固定できるようになりました。
写真にはありませんが同じく100均で入手した洗濯用のピッチのようなもので先端が丸くなった配線コード結束用のコードクリップを併用することでカーテンの上部を纏めています。
いろいろついているのは奮闘の歴史の跡です。