REX@きみつ

直流電源

補助バッテリー(標準装備)

補助バッテリーはディープサイクルバッテリーが2個搭載され並列に接続されていますので容量的には210Ahになります。

ACデルコバッテリー: M27MF
容量: (20時間率) 105Ah
重量: 24.9kg
寸法: 322×174×231 (mm)

左側はメインバッテリーです。

(2008/12)

充電器(標準装備)

商用電源または発電機から充電する系統とエンジンの発電機から充電する系統があります。

充電器と直流の分電盤

写真で見えているのはDC24Vからの充電器でAC100Vからの充電器は下側に置かれています。

バッテリー充電器 未来舎 MODEL CH-1225GTD (キャシュ)
入力電圧 AC100V (90V-130V)
最終充電電圧 13.9V(14.4V) 14.8V/15.5V
維持充電電圧 13.3V 13.5V
最大充電電流 25A

走行充電器 未来舎 MODEL DC-2440SBXE (キャシュ)
入力電圧 22 - 30VDC
充電用出力 12V RANGE 最大 40A (電圧実測値[2014/04/19] 13.6V )

DC24Vリレー ELECMAN SR05A-24 30A (PDF)

エルフの発電機はDC24V-50A(※1) から DC24V-80A(※2)に容量アップされています。(+30A +720W相当)
※1 エルフカタログ 主要装備一覧表 より
※2 YMSホームページ 価格・装備品 YMS仕様(メーカーオプション標準化)設定装備 より

(2008/12)

デジタル電圧計

大型LCDパネルメータでサブバッテリーの電圧が一目でわかるようにしました。
電源は下記のDC5V電源から供給しています。
ダイネットの窓(車体右側)カーテンボックス上と収納の間の隙間に挟み込んでいます。

PM-1028B
ジャンボLCDデジタルパネルメータ
3・1/2桁(1999表示)
電源:DC5V
サイズ:85x41mm
秋月電子通商
\1,400
PM-1028B説明書

(2010/07)

DC5V(2A)電源

デジタル電圧計とWiMAXのルータ用にDC5Vを供給します。
秋月電子通商で購入したDC-DCコンバータをユニバーサル基板に組み付けたものを運転席後ろのダクト内に取り付けています。

YDS-205
DC-DCコンバータ
入力電圧:DC10V~40V
秋月電子通商
\200
電界コンデンサ3300μFx2(\50x2)
基板
YDS-205説明書

(2010/07)

DC12V直流安定化電源

シャープの地デジ/BS/CS対応の16インチデジタルハイビジョン液晶テレビ(LC-16E5-B)はACアダプタ方式を採用し、 DC12Vで給電していることからキャンピングカー用として魅力的です。

バッテリーからインバータとACアダプタを経由して給電すれば電力ロスが発生します。 ただでさえ電力事情の厳しいキャンピングカーにとってバッテリーから直接給電するする方式は大いに魅力があります。 しかしながら、メーカーの仕様書には「●本機は車載には対応していません。」との但し書きで キャンピンカーへの設置を否定するとともにバッテリーからの給電についても「※2 製品に同梱されているACアダプターをご使用ください。」 との入念な但し書きを掲載しています。 車載用の機器は温度条件が厳しいので車載について公式に認めるのは難しいと思われます。 とは言いながら技術屋的のセンスとしてわざわざ邪魔になるACアダプタを経由してDC12Vで給電しているということは 特定用途での車載利用についてある程度想定しているのではないかと想像したくなります。 仮に、車載やAC電源の無い場所での使用を考慮していないようであれば邪魔になるACアダプタ方式にすることそのものが 全く中途半端な設計としか言いようがありません。 もっとも、以前用意されていたバッテリー用のDCアダプタも姿を消していますので利用形態などを深く考えることもなく 次々に製品開発を要請される中で形だけ前例にならって製品化されたのかもしれません。 ソニー神話がくずれる中でシャープよお前もかと言いたくなります。
古くからシャープはダイバーシティ用の映像出力を備えたDC12V仕様の小型液晶テレビを発売してきました。 私も過去6インチ(冷陰極管が短寿命だった)、10インチのアナログ液晶テレビを使ってきました。 こあたりの液晶テレビは明らかに車載を意識した造りこみになっています。 「車載で使用できるDC12V給電の液晶テレビはシャープの伝統である」とのことから キャンピングカー用として購入された方は多いのではないかと思います。

ところが設計者が変わり開発ポリシーが継承されなくなったのでしょうかバッテリーに直結したら壊れるとの話を聞くに及んで バッテリーの電圧変動をある程度抑え込むような細工をした装置を製作し、液晶テレビを接続したにもかかわらずテレビの過電圧保護装置が復旧しなくなり メーカーに送り返して修理してもらう羽目になってしまいました。 この時はバッテリー充電モードの関係で私の想定以上の電圧になってしまったためと考えています。(反省!)

そこで、液晶テレビの電源として安定したDC12Vを供給できる直流安定化電源を設置することにしました。

※抜群の電圧安定度を誇る直流安定化電源からの電力供給に変更した (絶対の自信を持っていたのですが)にも関わらず 再び不具合が発生し再びメーカーへ送り返す結果になりました。 この時は正常であるとの診断で原因は不明でした。度重なる不具合から現時点(2010/06)では直流安定化電源を使用せず インバータとACアダプタによるメーカー指定の方法で給電しています。 残念ながらACアダプタ方式の液晶テレビはシャープの製品系列から姿を消してしまいました。(2010/06) さらに、一番小さい機種で19インチ(2010年6月発売)と小型液晶テレビは切り捨てられているようです。 シャープはもはや車載に魅力的なテレビの供給メーカーではなくなったのでしょうか、残念です。
なお、直流安定化電源はDXアンテナの可変指向性UHFアンテナ MDA-350 のコントローラ用電源として使用しておりますが問題は発生しておりません。


不本意な結果になりましたが、直流安定化電源については事例が少なくテレビ以外にも使えるものですので紹介しておきます。

車載用PC電源(M4-ATX)

トラック用のDC24VをDC12Vに変化するDC-DCコンバーターは多くの製品が販売されています。 ところが、DC12V入力でDC12V出力の安定化電源は高価な産業用のものを除き見つかりませんでした。 もっとも、電圧変動の激しいバッテリーを電源とする機器は最初から機器の方で対応済みなのです。

バッテリーで駆動できる車載パソコン用のPC電源を見つけました。 Mini-box.com社から発売されている M4-ATX (キャッシュ) 250w output, 6v to 30v wide input Intelligent Automotive DC-DC Car PC Power Supply です。 12Vで12Aを供給することができます。(Reguration 2%) M4-ATXのマニュアル (日本語ただしM2-ATX)
12V電源としては少し高価です。 購入先:オリオスペックインターネットショップ
\16,800 + 送料(\630) + 手数料(\420) 合計 \17,850
ケースは附属していませんので故障したPC電源のケースを流用しました。


セカンドシート下に設置
5V電源も15Aとれますので必要に応じて利用可能です。

自動車の場合、電圧の高い走行充電中でDC13.8Vというのが一般的です。 キャンピングカーであるREXでは補助バッテリーの充電に未来舎製の充電機を使用しており 最終充電電圧が15V前後まで上昇する仕組みになっています。 いかに車載機器といえども15Vにもなると故障の原因になります。 未来舎製の充電機ではこれを防ぐため、機器使用中は電圧を上昇させないように保護機構がついていて DCメインスイッチがオンの時に働くようになっています。 このため、DCメインスイッチに連動しないバッテリー直結機器については保護されません。 ハベストのFFヒーターやカーナビが保護の対象外となっていました。 私の場合、出かけた際には冷蔵庫への常時給電のためにDCメインスイッチを切ることはありませんのでバッテリーをフル充電にする機構の 恩恵に預かることは多くありませんし、改造により、アマチュア無線機などバッテリー直結機器が増えるに及んで機器への過電圧によるリスクの方が 多いと判断しDCメインスイッチの状態にかかわらず保護機構が働くようにしました。 この結果、補助バッテリーをフル充電状態にできなくなりましたが安心して器具を使用できます。

(2009/01)

バッテリーの管理に関する情報

バッテリーの管理や充電方法関する情報は概念的であり具体的な話になると掴みどころがありません。 ここではインターネットで収集した確からしき情報を整理してみました。

情報 リンク キャッシュ 出典 備考
制御弁式鉛蓄電池の概要
充電について
panasonic

(2010/09)

メインバッテリー(標準装備)

メインバッテリーは12Vバッテリを2個直列に接続したトラック用の24Vです。

 

メインバッテリー非常充電スイッチ

新車から3年経ち、メインバッテリの寿命が気になってきましたので、 現在使用している補助バッテリ用の充電器(12V・24V両用)を使用してメインバッテリへ簡単に充電できるようにスイッチを設置しました。 手順を誤るとメインと補助のバッテリを並列に接続する経路が成立する取扱厳重注意のスイッチですので万が一のためにヒューズを入れるとともに 写真にはありませんが操作レバーは紐で固定しています。
メイバッテリあがりの際、サブバッテリで発電機が始動できれば簡単にレスキューできるようになりました。


(2012/02)

電源室冷却ファン制御

AC100Vからのバッテリ充電器と走行充電器からはかなりの発熱があり、 充電器が設置してある車体左側セカンドシート下の車内に向けての換気口だけでは 十分な換気ができず温度が上昇します。
対策としてパソコン用のファンを換気口に取付冷却効果を高めていますが 騒音軽減のため低回転のファンを使用しているため冷却効果は今一の状態です。 充電器が稼働中の時のみファンを動作するようにして省電力化を図りました。


冷却FAN制御回路図

DC24Vリレー(左上)と
AC110Vリレー(右端)

冷却ファン

部品購入先(モノタロウ)

・ON・OFFスイッチ用リレー(DC24V専用) モノタロウ 価格(税別) \1,068
・ミニリレー 2極 大阪魂 価格(税別) \258
・共用ソケット 角形ソケット PYF(表面接続) オムロン 価格(税別) \405
・計 \1,731

※当初R2をR0(走行充電制御リレー)と並列に接続していたがイグニッション制御信号への負荷が大きくなることからR0の接点(走行充電器への給電)側へ移動

(2014/04)