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キャンピングカー Rex(5.8mクラス)
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  |Rexの機能美|Rexの安心性能  
  安全性を考えると自然に機能美が完成します。  
     
  架装車には様々な種類の車がありますが、シャーシのグレードは何を目的に、どのような性能レベルに造りあげるかの構想段階で決定されます。
常に安全第一に考えてキャンピングカー造りをしている当社が、Rex開発に関し構想したのは、特に高いレベルの安全性を「性能として有する」キャンピングカーを完成させることです。
一般的に長さ5.84m、幅2.1mのキャンピングカーはトレッド、ホイールベース、前後軸の許容荷重などコスト面からも1ランク下のシャーシが採用されるでしょう。しかし、RexはクラスC最高級車としてコストを無視し安全性能を最優先したシャーシを採用しています。
 
     
  低重心化と安定幅  
     
    Rexはワイドトレッド、ロングホイルベースの標準シャーシの重心高さを下げることから設計が始められています。    
    低重心化と安定幅    
    ■軽油タンク位置    
    満タン時、総重量が約100kgとなるタンクを下方へ120mm、右側へ200mm移設し、低重心化と架装車の左右の重量バランス維持に大きく貢献しています。又、タンクを下げたことにより、左ストレイジボックスのスペースを後方タンク上に拡大しました。    
         
    ■スペアタイヤ位置    
    標準車の取り付け位置から前方に280mm、下方に120mm、スペアタイヤを移設しながらも前傾保持のため標準車のデパーチャーアングル内に収まっています。低重心化やバッゲージスペース拡大の目的ばかりでなく、荷重の前方移設で、僅かですがピッチングの減少も狙っています。    
         
    ■フレーム後端短縮    
    フレーム後端を140mmカットし、ホイルベースに対するリアーボディオーバーハング比を減らし、横風対策と共に、ピッチングの減少から直進安定性をより向上させています。    
         
    ■ワイドトレッドとロングホイルベースの効果    
    突起物を除くボディ上面投影面積に対し、左右前後輪の接地点(後は外輪)で結ばれる面積比率は46.3%にまで達します。小さな値を思われがちですが、これは一般的な乗用車に匹敵する数値です。これが1ランク上のシャーシを選択したと言われる由縁でもあり、低重心に加え広い安定幅、長いホイルベースが生み出す驚異的な走行安定性の基本となっています。    
    低重心化と安定幅    
    ■Rexと従来車の比較(当社比)    
    一般的なキャブコンバージョン(クラスC)の場合、面積比率は35%前後ですが、これが危険ということではありません。Rexの46.3%という数値が群を抜いているのです。
  
徹底した重量物の床下架装でさらなる低重心化、標準の燃料タンクやスペアタイヤの取り付け位置を下げるばかりでなく、重量物は床下の可能な限り低位置に装着、重い荷物などを収納するストレイジボックス床面地上高を極力下げました。又、給・排水タンクは左側後輪付近のほぼ同位置に設置、給水タンクの水を使い排水タンクが満水になっても4輪の荷重分布を大きく変えることはありません。低重心化を計りながら前後左右の荷重バランスにも配慮したキャンピングカーの基本を執拗なまでに造りあげています。
   
         
  床下重量物の仮装前、架装後の対比図  
     
    Rexはワイドトレッド、ロングホイルベースの標準シャーシの重心高さを下げることから設計が始められています。    
    床下重量物の仮装前、架装後の対比図    
   
床下架装部 中心部、地上高(m) 重量(kg)
  軽油タンク100L 370 127
  スペアタイヤ 300 33
  給水タンク 490 152
  LPボンベ5kg×2(オプション) 470 28
  サブバッテリー 360 33
  外部ストレイジBOX 後 270 16
  外部ストレイジBOX 右横 260 9
  ジェネレーター(オプション) 550 53
  ジェネレータータンク31L(オプション) 450 35
   
    ※ ストレイジBOXは床面地上高です。
※ 各重量はステー類を含みます。
※ タンク、ボンベ類は内容物を含みます。
   
         
  低重心シャーシに軽量・高剛性FRPボディ/フロアーの架装(リアーセフティビーム採用)  
     
   
■FRP一体成形モノコックボディ   低重心シャーシに軽量・高剛性FRPボディ/フロアーの架装(リアーセフティビーム採用)
FRP一体成形モノコックボディは継ぎ目の無いことから永年に渡り雨漏れ対策やメンテナンスが不要です。
ボディ内側の要所にリーンホースメントをオーバーレイすることで、さらにねじれ、ゆがみのない高いボディ剛性と面強度を実現し、絶大な信頼を受けています。
床上に取り付けるFRPボディ重量は210kgと軽量で三次曲面を駆使した形状は完成車の最大安定傾斜角や横風対策に大きく貢献しています。
 
   
■リアーセフティビーム  
万一追突されても被害を最小限に留めるリアーセフティビームはサブフレーム4箇所にしっかり固定されています。これはボディを支えるための強度部材ではなく単独の安全装置です。乗員への細心の配慮です。(走行中は座席に座りシートベルトを着用してください)  
   
■FRP一体成形型モノコックフロアー  
起上に富んだ完全モノコック上の一体成形フロアーの裏面にサブフレームをオーバーレイし、フロアーユニットとして最大級の剛性と耐水性を誇っています。
キャンピングカーの床板は、走行中の水はねは勿論、停車中でも地面からの湿気をまともに受け、想像以上に苛酷な条件下にあります。Rexのフロアーユニットは、床の合板をFRPで完全にサンドイッチ状に成形し水や湿気による床板の腐食を防止します。
(一体形成モノコックフロア-の技術は、ヨコハマモーターセールスにて特許を得ています)
 
   
■サブフレーム  
セフティビームを保持しているサブフレームはスティールで造られ、モノコックフロアーにFRPでオーバーレイされ、シャーシフレームにしっかり固定されます。  
   
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